β・カロチンは、ビタミンAの前駆体です。このβ・カロチンには、ガン予防作用があるとされて、随分評判になりました。
しかしそれは、β・カロチンそのものを研究した結果として、ガン予防効果が確認されている訳ではないことは、意外に知られていません。
テレビや雑誌の健康情報に誘われて、単に「β・カロチンには、ガン予防作用がある」と言うフレーズだけが、先行しています。
そもそもこれは、世界中の民族の食生活をアンケートした結果なのです。
「ガンを予防するのではなかろうか」と推測される物質が、例えば日本では緑黄色野菜であり、その他の国では人参であったり、あるいは濃緑野菜であったりした結果として、その共通項として……つまり全てに共通して含まれている成分としてピックアップされたのが、β・カロチンだったのです。
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