祝優勝! 兼本貴司プロ

当協会理事長である橋本先生がメンタルトレーニング指導をしている兼本プロが「三菱ダイヤモンドカップ2009」で優勝しました。

プロ17年目の悲願の初Vに、兼本プロは次のようなコメントをしています。
「この大会に入る前くらいから、気持ちの変化というものが頭の中にあって。木と同じように他人のプレーも風景と同じような感覚で見られるようになった。がっつかなくていいというか。(17年目の初優勝で)泣けますね。こんなことで泣く奴の気が知れないと思っていたのですが(笑)でも今までの努力の積み重ねとかが浮かぶ。17年は長いねぇ。よく辛抱してやってたなぁと思う。まさか大洗で勝つとは思ってなかった。でも、もう一度勝ちたい。この優勝をバネにこの快感を(もう一度)味わいたい。親父が体の調子が良くないので死ぬ前に1勝出来たら良いなと思っていた。まぁ早くそれが出来て良かった…これ以上言うと泣いてしまうので…。」

因みに、大会の歴史は、1960年代から開催されていました前身トーナメントである「ダンロップトーナメント」まで逆上ります。初代優勝者(1969年)は河野高明。それ以降、安田春雄、P.トムソン、G.マーシュら日本そして世界のトッププロが優勝杯にその名を刻んでいます。
1977年には「三菱ギャラントーナメント」と名称を改め、名コースをサーキットする個性的なトーナメントとして再出発を果たしました。コースが変われば攻め方も変わり、選手にとっては高いレベルでの技術的な柔軟性と精神力が要求されます。歴代優勝者の顔ぶれを見ても、青木功、尾崎将司、中嶋常幸、B.ジョーンズ、谷口徹(ツアー初優勝)、米山剛(ツアー初優勝)、宮瀬博文、伊澤利光らが名前を連ねています。

精神面も、肉体面も、技術面も…全てが揃わないと上位には絶対入れない。ましてや優勝等…。
そんな大会での、実に意義のある優勝でした。

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