2005年3月12日開催「JHPPSフォーラム 2005」橋本政和先生講演より
今日わ。
 いきなりびっくりするような音からスタートしました。
 今の音も、本当は生で聞いて頂くともっと良いんですが、自然界の小さな石に空いた穴を、笛のように吹いたものなんです。
 石笛と書いてイワブエと読みます。
 かの三島由紀夫さんは、その「英霊の声」という小説の中で「石笛の音は、聞いたことのない者には分るまいが、心魂を揺るがすような神々しい響きを持っている」と表現しています。

 私の友人である横澤和也さんが吹いています。その演奏会が、私にとっては一番のストレス・コントロールの時間になります。
 生の音を聞いていると、左脳の働きが止まって、脳の真ん中で音が反響するんです。聞き終わると実にスッキリとして、逆に「あぁ、ストレスがたまっていたんだな」って分るんです。
 ストレス・コントロールを指導している私でさえそうなんですから、一般的にはストレスのコントロールは、分かっていないと、そうそうはできないものです。